著者 | ワクロー3(わくろうさん) | |||
出版元 | eXism Short Magazine | |||
解説 | ワクロー3の執筆による航空戦記小説。大東亜戦争末期、陸軍三式戦闘機「飛燕」は、強靭な機体に液冷エンジンを搭載した優れた戦闘機だったが、戦局の悪化に伴い、空対空体当たり攻撃に用いられるようになった。基礎工業力に劣るわが国が生み出した液冷発動機ハ40を使った機体は、発動機の保守と整備に難があり、量産の初期段階で、ニューギニアなど遠隔地の南方戦線に配備したために、稼働率が低いことが難点になったと伝わる。戦記に残る「飛燕」と言えば、帝都防空を任務にしていた飛行244戦隊の活躍を報じた新聞報道を通じてある。本土を無差別爆撃するB29に対抗して、この本で描いたような「飛燕」による「空対空体当たり攻撃」を任務とする部隊が実際に編成された。この体当たり攻撃は、艦船を目標にした必死攻撃の特別攻撃隊とは異なり、落下傘降下して生還する可能性もあったが、多くの犠牲が出た決死攻撃である。自由にならない高空での体当たりは、非常に困難だったとの証言が残る。 | |||
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販売価格 | 250~270円 |
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