ワークスフェラーリとの対決

1970年代のル・マン24時間はビッグスポーツカーによるポルシェ対フェラーリの対決で幕を開けた。同時にそれまで少数派だったGTカーが再び全参加台数の半数を占めるようになる。

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図7・1 ル・マン24時間レースにおいてポルシェに初優勝をもたらした917K。写真は映画「栄光のルマン」でもお馴染みのガルフチームエントリーの1台。



この年、1970年はポルシェ917Kが初優勝した。1951年に1,086ccの356で初参加したポルシェがついにル・マンを制したのである。この年は出走51台中完走わずか7台。13.7%という史上最も低い完走率だった。因みに最も完走率が高かったのは第1回大会の33台中30台、実に90.9%という完走率だった。